令和2年第4回市議会定例会が閉会
こんにちは!ながほり武です。
11月26日に開会した令和2年第4回市議会定例会。12月16日に閉会しました。
結果をまとめたいと思います。
①議案
今回は市長提出議案が16件、内訳は新規条例が1件、条例改正が7件、補正予算が6件、契約が1件、指定管理者の指定が1件でした。
私が所属する新政会は全て賛成し、結果は全て可決されました。
●長期総合計画条例
市の最上位計画である長期総合計画。現行の計画が令和2年度までとなっており、新たに令和3年度から令和12年度までの10年間の計画を策定するに当たり、地方自治法の改正を受けて新たに条例を制定するものです。
本件については、私が所属する総務文教委員会に付託されて議論しました。
●武蔵村山市常勤の特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例
●武蔵村山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
●武蔵村山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
これらの条例改正は、市長をはじめ職員の皆さんなどの期末手当の支給割合を下げるものです。
人事院勧告に基づき、0.1箇月分引き下げることとなりました。
職員の皆さんはコロナ禍においても窓口業務など日々の仕事を続けています。その中での引下げは心苦しいですが、経済や民間企業などの大変苦しい状況を鑑みるとやむを得ないと判断しました。
●武蔵村山市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例
事業系一般廃棄物処理手数料を1㎏当たり25円から38円に見直すもので、受益者負担の適正化を図るとともに、ごみ減量の促進と他自治体からのごみ流入の防止を図ることを目的としたものです。今までは周辺自治体に比べて安価でしたが、平均に近い額になりました。
なお、対象は多量排出事業者としており、各家庭や中小事業者には影響がないとのことです。
●補正予算
一般会計と5つの特別会計の補正予算が組まれました。一般会計については、コロナの影響により予算執行ができなくなったものについて減額補正するものが多かったです。
コロナに関係するものとして、
・各公共施設網戸設置事業
・高齢者等に対するインフルエンザ予防接種自己負担金の無償化
・私立幼稚園に対する新型コロナウイルス感染拡大防止対策補助
・指定管理者制度導入施設における休業協力金等の支給
などがあります。
また、令和3年10月に公共施設予約システムの入れ替えを予定しており、システム導入に係る経費が計上されました。私からは、
・市民や施設職員からの意見をしっかり聞くこと。
・電子申請の導入などにより申請の簡略化やペーパーレス化を図ること。
・アプリの導入や電子登録証の活用など、デジタル化に視点をおいた検討を。
などを質疑し要望しました。
②一般質問
今回は3項目を質問。内容はそれぞれ過去のブログにまとめています。
また、市ホームページでインターネット配信されていますので、よろしければご覧ください。
●企業誘致制度を活用した産業振興と就労支援
●交通安全対策
●インターネット配信
③委員会
今回は、3つの常任委員会と2つの特別委員会が開かれました。
●総務文教委員会
私が所属する委員会です。
条例1件、陳情3件(うち1件は継続案件)の審査を行いました。
内容は過去のブログにまとめています。
●厚生産業委員会
1件の陳情を審査しました。
・国は国内に「医療用品」を生産する国策会社を設立すべきとの意見書を厚生労働省に提出する事に関する陳情
【結果 ⇒ 不採択とすべきもの】
●建設環境委員会
2件(うち1件は継続案件)の陳情を審査しました。
・ゴミ収集無料維持とゴミ収集の個別収集に関する陳情
【結果 ⇒ 不採択とすべきもの】
・東航通り制限速度の周知について
【結果 ⇒ 趣旨採択とすべきもの】
● 交通対策特別委員会
新青梅街道拡幅整備事業と多摩都市モノレール延伸に関する現況について、市側から説明がありました。
新青梅街道は東京都において着実に用地取得が進められていますが、進捗率は全体の2~3割です。より一層の推進が望まれます。
モノレール延伸に関しては、東京都において基本設計や道路予備設計などが行われています。課題としては、多摩都市モノレール株式会社の経営状況を踏まえた事業採算性の確保、コスト縮減策や収入確保策の検討が必要であり、地域としても利用需要の創出につながるまちづくりの推進が必要です。
市民の悲願である多摩都市モノレールの市内延伸に向けて、積極的にモノレールを活用していただくよう市としても取り組んでいかなければなりません。
●横田基地の民間機利用促進等に関する調査特別委員会
横田基地の概要と軍民共用化の現況について、市側から説明がありました。
基地に関しては、整理・縮小・全面返還が前提ですが、それまでの間、軍民共同使用することで地域活性化や多摩都市モノレールの早期延伸につなげることが期待できます。
東京2020大会に合わせて民間利用を促進することが望まれていましたが、コロナ禍により国や東京都の動きも不透明な状況です。
騒音対策や経済波及効果などをしっかりと検証し前に進めていきたいです。
今回の定例会も、一般質問の時間短縮や膨張自粛など感染症対策を行いながらの議会となりました。コロナ禍により延期されていた2つの特別委員会も開催され、新たな形での議会運営も少しずつ慣れてきたように思います。
次の3月は市長の施政方針や予算特別委員会が予定されており、内容の濃いものとなりそうです。