ながほり武の活動日記

武蔵村山市議会議員の長堀武です。日頃の活動などを紹介していきます。

武蔵村山市の公共施設利用料金の無料化に関する陳情

 こんにちは!ながほり武です。

 

 総務文教委員会に付託された「公共施設利用料金の無料化に関する陳情」について論点を整理します。

 

 陳情の概要を抜粋します。

● 陳情者の団体の会員は高齢者が多く、様々な活動の場である公共施設はコミュニティの場であり、精神的、健康的にも役立っている。

●公共施設が有料化になり、会場費の負担がとても大きくなっている。

●コロナ禍により、三密を避けるために今までより広い会場を借りるため、費用負担が増えている(例えば一回1,600円、週1回で月6,400円、年間76,800円)。そのために活動を控えることも増えている。

●公共施設は公民館法によって定められた生涯学習、社会教育の施設であり、市民の税金で建設し運営している。市民が利用するのに無料であるのが当たり前である。

●有料化になってから、5年間の利用状況などの推移を見ると、利用回数・利用人数は年々減少しており、無料の施設の利用が増えている。

●無料化して利用率を高め、健康な市民が増えることで医療費も減少する。

●公共施設の利用料金を無料に戻すことを求める。

 

 令和2年第2回市議会定例会にも類似した陳情が出されており、そのときは不採択になっています。

 

 本市においては、平成28年4月から公共施設使用料を徴収することとしました。当時の市議会会議録を確認すると、理由は以下の通りです。

受益者負担の適正化を図るため、公の施設の使用料を新たに定める。

●利用料金の設定は、維持管理経費等を基に部屋の平米単価を算出し、面積を掛けて1時間当たりの単価を決定している。

●公費負担と個人負担の割合を50%としている。市外の人は2倍の額ということで、実費相当額となる。

 

 この理由と今回の陳情の主旨を鑑み、市民が納得する結論を得る必要があると考えています。

 

 火曜日の委員会審議の結果は改めて書きます。

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