国に少人数学級を進めるように要請する陳情
こんにちは!ながほり武です。
武蔵村山市議会では、総務文教委員会、厚生産業委員会、建設環境委員会の3つの常任委員会を設置しています。常任委員会は、議案等を合理的かつ能率的に調査、審査するために設置されているもので、全ての議員がどれか1つの常任委員会に所属し、付託された陳情等を審査します。
11月26日から12月16日まで令和2年第4回市議会定例会が行われていますが、私が現在所属している総務文教委員会には、この期間中に4件の陳情等が付託されました。
そのうちの一つ「少人数学級」について論点を整理します。
陳情の概要を抜粋します。
●コロナ禍における20人程度の分散登校時、子ども達、教職員、保護者から肯定的な意見があり、少人数学級が感染拡大を防ぐとともに豊かな学びの実現につながることが実感された。
●早急に30人学級、その後すみやかに20人程度の学級への移行を実現してほしい。
●全国市長会など様々な団体からも国へ意見が出されており、文部科学大臣も少人数学級への移行を求めている。
●財務省はこの動きに消極的であり、いま必要なのは世論の後押しである。
●子ども一人ひとりを大切にする感染症にも強い少人数学級を実現するよう国に働きかけてほしい。
少人数学級の実現に向けては、2020年の政府の骨太の方針において「全ての子ども達の学びを保障するため、少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備やICTの活用など、新しい時代の学びの環境の整備について関係者間で丁寧に検討」と記載があります。
一方で、少人数学級の実現に向けては教員や教室の確保など様々な課題もあります。
これらを踏まえつつ、教員や教室の問題、財政的な問題なども考慮し、本市の考えも聞いた上で判断する必要があります。
火曜日の委員会の結果については改めて書きます。